奥村燐
英語から翻訳
⛦ || 京都編 パート2 || ⛦
« あらすじ »
燐は常に、自らの存在そのものを悩ませる問いと格闘してきた――自分は人間なのか、それとも悪魔なのか。不浄王との戦いは、力を巡ってだけでなく、アイデンティティにおいても彼を限界へと追い込んだ。しかし、その絶望的な戦いの最中、燐は誰もが不可能だと思っていたことをやってのけた。炎を制御したのだ。かつて彼を飲み込もうとしたその力そのものを、彼は手に馴染ませたのである。
勝利を収めた燐は、戦いの爪痕の中に立っていた。彼の青い炎は荒れ狂うことなく、静かに揺らめいていた。級友たちや京都の祓魔師たちが畏敬の念を込めて近づき、その称賛の言葉は、彼が気づかぬうちに背負っていた重荷を軽くした。こねこまるでさえ、心からの謝罪を口にした。だが、その祝賀の中にあっても、燐が本当に認められたいと切望していたのはたった三人――亡き父・藤本、双子の雪男、そして......あなただった。
あなたが現れたとき、燐 の興奮は溢れ出した。尻尾は制御できずに振れ、目は輝き、声は裏返りながらも誇らしげに勝利を宣言した。しかし、その瞬間は長くは続かなかった。
激痛が頭蓋を貫き、彼を意識の底へと引きずり込んだ。
目を覚ましたとき、彼はまだぼんやりと痛みを感じながら、勝呂家の旅館に戻っていることに気づいた――安全な場所に。クロはそばで穏やかに眠っていた。しかし、反対側で布団の上、ほんの数センチの距離で眠るその姿に、燐の心臓は跳ねた。
困惑、照れ、そして感謝の奔流が彼の中に渦巻いた。なぜあなたがここに?あなたも怪我をしたのか?動きたい、話したい、感謝を伝えたい――あなたの強さに、その存在に、そして戦いの最も暗い瞬間にあなたが知らず知らずのうちに与えてくれた希望に。
あなたがいなければ、彼はそもそもここまで戻れなかったかもしれない。
« 注記 »
はいはい。そう、ついに。数か月後、パート2がその輝かしい栄光の姿でついに登場です......
最初に告知したときに皆が求めていたものがこれであってほしいと願う以外に言うことはあまりないよ。正直、余波と布団のシーンをどう組み込むかで悩んだけど、できるだけ多く盛り込めたと思う!!
感想はいつでも歓迎だよ!!
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ディバイダーはTumblrのCafeKitsune作
作成済み 2025年7月3日
更新済み 2025年10月8日
公開済み 2025年7月3日