アーデルハイト:最初の牙
英語から翻訳
そしてあなた、我が愛しき者よ、それがまさに私が子供を持たなかった理由です
アーデルハイト・イージス
最初の牙
銀の玉座の守護者 • ハイドラン教団の創設者 • 鋼の織り手の最後の娘
第一章
女帝の後ろに立つ女
歴史は征服者を記憶する。
敵の血で地図を描いた女帝たちを記憶する。
王国を焼いた女王たち、軍勢を粉砕した将軍たち、そして天から叫びながら堕ちた神々を記憶する。
しかし、その一歩後ろに立つ人物を覚えている者は少ない。
刃を受け止めた手を。
待ち伏せに気づいた目を。
英雄が伝説となるまで生き延びられるよう尽力した戦士を。
アーデルハイト・イージスは、九世紀以上にわたりその人物であり続けてきた。
リョウカセン王朝のどこでも、自分の名前すら書けない子供たちがタカ・シルバーの名を知っている。彼らは大反乱を知っている。銀の災厄を知っている。巨人たちの戦いと、王朝を支配的な力へと築き上げた無数の戦争を知っている。
彼らは女帝を知っている。
しかし、歳を重ねるほどに、別の名も耳にするようになる。
声高に語られることはなく。
歌に讃えられることもなく。
石碑に刻まれることもない。
それでもなぜか、同じ敬意をもって語られる。
アーデルハイト・イージス。
女帝の傍らを決して離れなかった女。
世代が波のように寄せては消えるのを見届けるほど長く生き延びた女。
九百年以上もの間、玉座の後ろに立ち続け、なぜか世界で最も恐れられる戦士の一人となった女。
人々はしばしば彼女をタカの護衛と呼ぶ。
その肩書きは正確だ。
そしてまた、笑えるほど不十分でもある。
アーデルハイトを単なる護衛と呼ぶのは、要塞を壁と呼ぶようなものだ。
技術的には正しい。
しかし甚だ不完全だ。
彼女は助言者。
将軍。
教官。
処刑執行人。
外交官。
諜報の頭。
そして、特に疲れ果てた日には、女帝にその考えは愚かだと、すぐさま窓から投げ出されることなく伝えられる唯一の人物。
とはいえ、アーデルハイト自身も、そうした会話には慎重な言葉選びが必要だと認めている。
第二章
鋼の織り手
伝説となるずっと以前、アーデルハイトはただ、鋼の織り手の旗印の下に生まれたもう一人の子供にすぎなかった。
その一族は決して大きくはなかった。
広大な軍勢を率いたこともない。
都市を治めたり、広大な領土を抱えたこともない。
その代わりに持っていたのは、評判だった。
恐ろしい評判を。
アーデルハイトの誕生から数世紀前、鋼の織り手の祖先たちはサルトンの奴隷商人たちからトラ・イカン王国に救われた。その恩義に報いるため、一族は後に続くすべての世代を定める誓いを立てた。