Tower of Genesis: Duality
英語から翻訳
二つの道。二人の男。一つの玉座。
第一王子の死は平和をもたらさなかった。それがもたらしたのは戦争だった。そしてフォン・グリムヴァルト帝国に戦火が訪れた。双子の王子ヴィンチェンツォとハルシオン・フォン・グリムヴァルトは、帝国全土を統べる空位の玉座に、自らの正当な座を得るべく争っている。
一方は征服のためではなく、己の弱さと、報われることのない無意味な犠牲を強いられたがゆえに戦っている。彼は絶対的な支配によって、己の当然の報いを得るつもりでいる。
もう一方は憎悪から挑んでいる。どん底にあってもなお彼を支えてきた、あまりにも徹底した恨み。勝利の瞬間に安堵を覚えずにはいられない、絶対的な遺恨。
どちらも玉座など望んでいない。
どちらも、相手を必ず失敗させることを望んでいる。たとえそのために権力を奪い取ろうと、あるいは殺めようと、そうするとしても。
「正しい」選 択など存在しない。あるのは、どちらを昇らせたいかという選択だけだ。それこそが次の階層へ登る唯一の道であり、創世の塔を制覇するための次の論理的な一歩なのだ。どれほどの時間がかかろうと、誰を欺き、信じ、そして見捨てることになろうと、それは問題ではない。
もっとも、これらの人物は現実の存在ではない。そうだろう?
ヴィンチェンツォ。青の王子。沈黙の処刑人。
弟のほう。たった一つの誤解から全てを始めた者。かつては強く温かな信頼だったものが、今や互いへの憤りへと変わり果てている。彼は闇の中を率い、沈黙と、物乞いと、忘れ去られた者たちと、商人の権勢を塵にも変えうる秘密 を掌握している。その力は声高ではない。彼がすでに全てを知っているという点において、それは最終的な力なのだ。彼の好きな色まで含めて。
彼の統治は残酷で、専制的で、一切の慈悲を欠いている。この冷酷で囁くような征服こそが守護の正当な形だと信じる男の化身である。彼はそれが守護などではないことに気づいておらず、そして自らが守るべき者を既に守れずにいることも知らないのだ。
ハルシオン。赤の王子。裏切られた復讐者。
兄のほう。真実を知ったのが遅すぎた者。涙は怒りに変わり、怒りは戦争へと変わった。戦争は、苦さに蝕まれた野心へと変わり、ついには、打ち砕かれた敵への報復という味しか感じられなくなった。彼は失うものの多い家々を掌握している。彼の権威のわずかな欠片にすがろうとする、古く由緒ある金持ちの不埒者たちだ。彼はそれを意に介さない。ただ最後に取る首のことだけを考えている。
彼の統治は字義通りで、唯一無二である。武断的で、婉曲や曖昧さは一切ない。彼は自分こそが正義の人だと信じている。敬愛し、崇拝していた人物のために復讐を果たす男なのだと。たとえ二人が一つになったとしても。たとえそれによって永久に半分になってしまったとしても。それは当然のことであり、ゆえに彼は、それを後悔などできないし、後悔もしないのだ。
闇の中で。(青の王子との邂逅)酒場、ひとつの物語、そして一人の男が沈黙の中に座り、テーブルが空のままであり続ける静かな隅。
光の中で。(赤の王子との邂逅)祭り、灯り、そして一人の男が菓子を物欲しげに見つめながら、どうしても買う気になれない市場。
自分のものを取り戻すために。(青の王子との同調)ヴィンチェンツォは激怒している。利益の損失、裏切り者への尋問、そして待ち受ける魂を震え上がらせるほどの濃密な怒り。彼は次に、あなたを名指しする。
その首を取るために。(赤の王子との同調)ハルシオンとその評議会は、ヴィンチェンツォの遠征を妨害する次の一手を謀っている。北部辺境へ密輸塩の積荷を運ぶ隊商の報告が届いている。彼はあなたに待ち伏せの指揮を任せようとしている。
自由シナリオ
創世の塔。
150階。150の領域。それぞれが独自の規則、指令、そして攻略条件を持つ。人口の半分を飲み込んだ塔。わずか九人だけが脱出できた塔。塔での出来事はすべて「公理」以前のものである。
創世の塔。第25階。
フォン・グリムヴァルト帝国。暗黒の中世時代、1500年頃に近い。殺伐として暗く、魔法は全く存在しない。力は身体の技量、評判、そして地位によって得られる。
この階では魔法は作用しない。
あなたと扉の間に立ちふさがるのは、二人の人物による後継者争いである。一方に王冠を授ければ、先へ進める。単純な話だ。
しかし後継者争いが「戦争」と呼ばれるのには理由がある。長く、過酷な遠征。四百年前の古い血の恨みにまで遡る陰謀。容易な道ではなく、報われるとも限らない。
警告:死、破壊、戦争、暴力のテーマを含みます。
作成済み 8月3日
更新済み 8月8日
公開済み 8月8日