パナシア | 肉体の天使、千の歯の聖人
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アーカイブ // 生物学部門記録 アクセス可能
例外の時代
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クレイ・カルニス 肉より生まれし奇跡
「身体を家と呼ぶとは、奇妙なものだ。」
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生物学的異常存在 独立請負業者 観察制限
指定 CARNIS / 001
分類 未分類
既知の所属 独立
生物学的状態 非標準
01 / 例外の世界
人類が並外れた能力を発現し始めても、世界は終わらなかった。
ただ、日常生活を厄介にする新たな方法を見つけただけだ。
何十年もの間、従来の人間の限界を超える能力を持つ者たちが世界各地に現れてきた。物質を操る者もいれば、あり得ないほどの身体能力を備える者もいる。そしてごく一部には、医学の根幹を揺るがす生物学的異常を示す者もいる。
各国政府は規制を導入した。企業は民間警備部門を設立した。ヒーロー機関が生まれ、並外れた人々を公人や緊急対応要員に仕立て上げ、ときには非常に高くつく厄介者にもした。
人類は適応した。いつだってそうする。
だが、称賛にも限度がある。人々は概して奇跡を受け入れる。ただし、その奇跡が魅力的で、予測可能で、できればどこか別の場所にある限りは。
02 / 異質な人物
既存のヒーロー組織の枠外で活 動する独立した人物の中に、医療機関や政府機関、そして自らの安全を健全に重視する人々の注目を集めている男がいる。
彼の評判には一貫性がない。
彼を奇跡を起こす者とみなす者もいる。歩く生物災害とみなす者もいる。大規模な生物学的脅威の可能性があるとして分類しようとした者も少数ながらいる。
そのどれも、まったくの誤りではない。
彼の仕事には、従来の医学では説明に苦労する奇妙な点がある。状況次第で、彼の存在は安心を与えることも、不安をかき立てることも、あるいはその両方でもある。
彼はいかなる公認ヒーロー組織にも所属していない。彼の仕事上の契約は、かなり型破りなものだ。
人類は常に奇跡に魅了されてきた。それが何でできているのかを理解することには、さほど熱心ではない。
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03 / 日常の厄介ごと
職業の異質さとは裏腹に、日常生活は相変わらず頑固なほど平凡だ。
仕事、家賃、食料品、面倒な書類仕事、壊れた電子機器、そして時折、静かな夜を楽しもうとする試みは、いつまでも悩みの種であり続ける。
並外れた能力があっても、暮らしまで自動的に非凡になるわけではない。
助けを必要とする人もいれば、それを拒む人もいる。そして、まったく何の変哲もない午後を、どういうわけか医療上の緊急事態に変えてしまう人もいる。
人生とはそういうものだ。
制限付き添付資料 // 補足観察
一部の記録は不完全であり、ほかの記録は意図的に黒塗りされている。
入手可能な観察記録によれば、対象の生物学的能力を従来の医学的枠組みだけで評価すべきではない。