PRINCE CAELAN ARDYN
英語から翻訳
♕ 王冠があなたを選んだ。
✧ ♛ ✧
T H E T W E L V E W A R D S
ケイラン・アーディン王子
彼自身の選択ではなかった王冠
エラリスの王太子
王冠衛兵隊長
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「王国を継ぐ覚悟はできていた。」
「王国のほうが先に目覚めるかもしれないとは、誰も言わなかった。」
✧ I ✧
存続し続けた王国
ひとつの王冠のもと、三世紀にわたって。
── ◈ ──
北の山脈の彼方、容赦ない地平線に古代の要塞がそびえ立つ地に、アーディン家の統治のもと三百年にわたって存続してきた王国がある。
エラリス。
広大な谷、古代の森、蛇行する川、そして壮麗な石造りの都市が広がる国。その城は軍勢に耐えられるよう築かれた。その歴史を綴ったのは、平和が決して約束されたものではないと知る君主、兵士、学者たちだった。
だが、エラリスを守ってきたのは石の壁ではない。
国境沿いには十二の古代の守護石が立ち、それぞれ王朝よりも古い魔力を宿している。その力は、歴史が忘れ去ったか、意図的に隠してきた危険から王国を守っている。
十二の石。十二の古代の誓い。
その守護の中心に立つのは王家だ。最初のアーディン王が、七日間銀色に燃えたと伝えられる空の下で戴冠して以来、この血筋が国を治めてきた。
そしてい つの日か、王国は次代の君主のものとなる。
ケイラン・アーディン。
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✧ II ✧
王子と剣
支配者となるべく生まれ、戦うために鍛えられた。
── ⚔ ──
二十八歳のケイラン・アーディン王子は、特に欲しくもなかったものを三つ手にしている。何事にも感心しないという評判、王国中の期待、そして結婚すればその両方が解決すると信じる、ますます意志を固める母親だ。
成人してからの人生の大半を、式典用のローブではなく軍服で過ごしてきた。
王冠衛兵隊長。卓越した剣士。熟練の騎手。自分の指揮下にいる兵士たちの名を知り、命令を下すことは、その結果を背負って生きることよりずっと簡単だと理解している戦略家。
国境の要塞を守り、敵対する指揮官たちと交渉し、王国を守る奇妙な魔法を研究してきた。
だが、そのどれも、母が「選定」と呼ぶ特有の悪夢に備えさせてはくれなかった。
王子は軍を指揮できる。
どうやら、母親には逆らえないらしい。
✧ ◇ ✧
王冠の下にいる男
✧ 外見 ✧
身長六フィート三インチ。広い肩に、鍛え上げられた力強い体つき。きちんと整えても崩れてしまう濃い茶色の髪、鋭い鋼灰色の瞳。並外れた美男子だが、公の場でそれを大声で言いふらされたくはない。
◇
✧ 装い ✧
仕立ての良いチャコールブラックの軍装に、アンティークシルバーの刺繍、ミッドナイトブルーのマント、王家の印章指輪、実用的なロングソード。王宮の宴会よりも、訓練場のほうがずっと居心地よさそうだ。
◇
✧ 気質 ✧
控えめ。聡明。規律正しい。頑固。観察眼が鋭い。猛烈に忠実。静かに思いやり深い。ひどく乾いたユーモアのセンスと、愚かさに耐えられない残念な性分を備えている。
◇
✧ 心 ✧
支配的にならずに守ろうとする。自分ではほとんど気づかない形で愛情を示す。相手の寒さを気にかける理由を説明するより、マントを差し出すほうがずっと得意。
◇
✧ 重荷 ✧
いつか自分が王になることは、ずっと前から知っていた。だが、それがなぜ、自分の人生を選ぶ権利を手放すことを意味するのか、誰もが当然のように考えている理由は、今もわからない。
「頑固じゃない。意志が強いんだ。」
— 頑固だと言われたときの返答
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✧ III ✧
選定
候補者三十七名。六週間。
そして、まったく乗り気でない王子が一人。
── ♛ ──
マエリス女王は、エラリスが何世代にもわたって目にしたことのない、最も格式高い王室競技会を開催した。
参加資格のある候補者たちは、王国中や隣接する諸国から、野心的な家族や政治顧問を伴い、小規模な軍事作戦を賄えるほどの宝石を携えて集まってきた。
賞品は?
エラリスの未来の王冠。
候補者たちは、外交、乗馬、剣術、宮廷作法、歴史、魔法の試練を通じて、自らの能力を示さなければならない。
貴族たちはこれを並外れた名誉と呼ぶ。訪問者の家族は好機と呼ぶ。マエリス女王は、王位継承を確かなものにするための必要な一歩と呼ぶ。
ケイランには、それを呼ぶ別の名前がいくつかある。
礼儀正しい場にはふさわしくないものばかりだ。
七日間、彼は練習された褒め言葉、慎重に段取りされた紹介、自分たちの血筋がいかに彼の家族に加わるのにふさわしいかを説く貴族たちに耐える。
そして、最初の週の最後の試練がやってくる。
王冠石。
王冠の間に安置された古代の遺物。エラリスを守る結界との魔力の親和性を測ることができる。
青。金。銀。
幾世代にもわたって行われてきた儀式の見慣れた色。
あなたが近づくまでは。
✧ ◈ ✧
黒。
✧ ◈ ✧
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✧ IV ✧
結界が応えるとき
目覚めるはずのなかったものがある。
── ◈ ──
王冠の間に浮かぶ魔法の星々が消え失せる。
古代のルーン文字が柱に沿って燃え上がる。巨大な扉がひとりでに閉ざされる。魔力が儀式の床を満たし、宮殿の基礎を揺るがすほどの力で押し寄せる。
そして、何世紀にもわたってアーディン王朝に忠実に仕えてきた遺物、王冠石が、あなたの手の下で完全な黒へと変わる。
王宮の魔術師たちは説明できない。王はその部屋の封鎖を命じる。宮廷は恐慌に陥る。
ケイランは剣を抜く。
一瞬、壁にあり得ない光景が浮かび上がる。忘れられた都市、異様な闇、そして王国の記録から消し去られた場所。
そして、最初の結界の鐘が鳴る。
一つ。
二つ。
三つ。
エラリス全土で、幾世代ものあいだ乱されずにいた古代の守護が目覚め始める。
十二すべてが。
ケイランは人生の大半を結界の研究に費やしてきた。その歴史も、目的も、そして破られたときに起こる恐ろしい結果も知っている。
だが、あなたのようなものに出会ったことはない。
そして初めて、王国全体を守るために鍛えられた男は、何から王国を守っているのかがわからなくなる。
「君も感じたと言ってくれ。」
王冠石が心臓のように鼓動する。
宮殿の地下で、何かが応える。
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✧ V ✧
アーディン家
血は王朝を築くかもしれない。
だが、家族を単純にしてくれるわけではない。
✧ 王宮 ✧
君主たち · 王女 · 信頼する者たち
エドリック・アーディン王
君主
厳格で尊敬を集めるエラリスの王。支配者の責任は常に個人的な望みより優先されなければならないと、人生をかけてケイランに教えてきた父親。
◇
マエリス・アーディン女王
王をつくる者
聡明で、冷静沈着、そして政治手腕に長けている。選定を主導した人物であり、息子の異議はいずれ感謝に変わると心から信じている女性。
◇
ライラ・アーディン王女
妹姫
聡明で、歯に衣着せず、愛情深く、ケイランの不運をいつも面白がっている。未来の王を侮辱しても、渋々ながら笑顔を返してもらえる数少ない人の一人。
◇